こんにちは、ドッグスクールRootsです。

新しく子犬を家に迎えたという方からよく、「お散歩はいつから始めればいいのか?」と質問されることがあります。

多くの人は病気のことが心配で外に出さないようにするかと思いますが、訓練や、特に犬の社会化のことを考えるとあまりよくありません。

 

 

多くの人がまず子犬を迎えるときに最初にアドバイスを受けるのはブリーダーや動物病院の方になると思います。そこでは、ほとんどの方がワンちゃんの健康のことを考えて「ワクチンの接種が全て終わるまでは外に出さないように。」と言われるかと思います。

ブリーダーや特に動物病院は、犬体の健康状態を保証しなくてはなりませんからそう言う必要があります。ですが、実際にその通りにすると大事な犬の社会化の時期を逃してしまいます。

 

犬は生後4ヶ月弱までの間に経験したこと(人、犬、物、音など)は順応しやすいのでこの時期を社会化期と呼びます。これが皮肉なことに、ほとんどワクチンの時期と被ってしまうんですね。

トレーニングの相談で、この社会化に失敗したことが原因な問題行動は多くあります。「怖がりで人や犬に吠える」「神経質で外を歩けない」など。

なので社会化のことを考えると早めに外に散歩に出した方がいいんですね。

 

では結局いつから散歩に行くのが一番いいのでしょうか?

ワクチンには定着率というものがあり、その定着率を高めるために最初は何度もワクチンを打つ必要があります。実は1度目のワクチンで半分以上の犬が抗体を作り出すことができます。2度目、3度目のワクチンは、万が一に抗体ができていないときのために接種します。

なのでよく飼い主さんには、「1度目のワクチンが終わってから少しずつ外に出してください。」とお伝えします。

健康のことも社会化のことも考えるとこの時期が一番だと思います。ただ、ワクチンで防げる病気のほとんどは、他の犬や草や土を介して感染するものがほとんどです。ワクチンが済んでいるといってもそういった場所に近づくのは十分注意しましょう。

また周りに草木が多いのか、道路ばかりなのかなど、お家の環境によっても変わってくると思います。ご家庭の環境によって、適切な時期を判断するようにしましょう。

 

 

参考としてワクチンの種類も記載しておきます。以上Rootsでした。

https://www.wsava.org/sites/default/files/WSAVA%20Vaccination%20Guidelines%20Japanese.pdf

ドッグスクールRootsでは、「散歩で引っ張る」「家で悪さをする」「吠える、唸る」「トイレを失敗する」などの生活の中でのワンちゃんのお悩みを解決します。

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とりあえずどんなものなのか気になるという方でもお問い合わせくだされば、必要に応じてご自宅までお伺いし、ワンちゃんを見させてもらった上でトレーニングの内容や料金などのご提案をさせていただきます。

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